山形県南陽市のお葬式 基礎知識
山形県・南陽市で
ご葬儀・お葬式マナーで困ったら
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通夜の特徴
関東圏で行われているような一般弔問客がお香典を持って参列をし通夜振舞いに参加するといった形式は行われていないのが現状です。
南陽市のお通夜ではご遺族・近親者が入棺の儀式を行い、その後入棺参列者がそのまま通夜振舞いに参加し故人との最後の夜を過ごすのが一般的です。料理は以前では隣組の女性の方々が買出しから調理まで行っていましたが、現在では仕出し業者を利用するなどが主流になりつつあります。
またお通夜の振舞いとして仏教徒であれば基本的に精進料理を召し上がるのが通例です。※コロナ感染予防のため現在は「通夜ぶるまい」の会食サービスを休止しております。詳しくはお問い合わせください。
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入棺時の特徴
入棺(にっかん)と読み、主にお通夜に行われる儀式で遺族・近親者が故人をお棺に納める儀式を指します。
まずはじめに参加者全員で故人の肌の出ている部分を拭いてもらう「湯灌(ゆかん)の儀」を行い、その後で故人に対して「旅支度」を行いますが、その際参加者は荒縄を腰に結んで旅支度に参加し、立会う方々はお線香を手にしお部屋にお香の煙をたてながら進めていきます。
また、入棺はお通夜の儀式にあたりますが服装は平服で構いません。尚、これらの習慣は南陽市内でも地区や宗派によっても様々に違いがあります。
※コロナ感染予防のため、基本的に当社スタッフが「旅支度」を行っております。詳しくはお問い合わせください。
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お葬式の特徴
葬儀に参列する場合には開式の時間よりも遅くとも15分前には落ち着いて着席できるように心がけましょう。故人を偲ぶ映像などを開式前に上映するケースも最近では増加傾向にあります。
導師入場→読経・様々な作法の後に弔辞弔電の披露や家族からのお別れの言葉などがあり、喪主様より焼香が始まります。
その後、参列者全体の焼香があり、最後に遺族代表挨拶が行われ導師の退場、閉式といった式次第となる場合が多いです。
閉式を迎えると遺族近親者の代表による一般参列者に対するお見送り「門送り」が行われることが多いです。また、南陽市では葬儀当日の出棺後~葬儀の時間帯などに近所の方々が式場へ参列ではなく、香典を持参し自宅へ焼香に参上する習慣があります。
野仁義(のじんぎ)・字仁義(あざじんぎ)など、地区により呼び名が違ったりそもそも習慣がなかったりと差がありますが、ご不幸がある家に対して同じ地区の方々による互助制度とも言えます。※コロナ感染予防のため、現在は一般参列者様の会葬を見合わせております。詳しくはお問い合わせください。
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香典と受付について
そもそも香典とは現金を不祝儀用ののし袋に包んだものを指します。
元々は故人に対して線香・お花を故人の霊前にお供えしていましたが、これが現代では現金に置き換わりました。香典を出す際に気になるのが金額ですが、これは故人にお世話になった度合いによるので金額を一概にまとめることはできませんが、一応の目安はあります。多くの場合、近親者であるほど高額になり、親の場合には十万円、兄弟で五万円、その他親戚の場合一万~三万円位が多いようです。職場の上司や同僚、友人の場合には五千円が目安です。
南陽市の受付の場合、香典は通夜ではなく式場での葬儀の受付に表書きを受付の係の方が読める向きで渡します。返礼品はその場で受け取る場合といったん引替券を受け取り式終了後に返礼品と交換する場合とがあります。
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お葬式に参列する際の服装について
葬儀の場で喪服を着用するのは、深い悲しみを表すためです。突然の知らせに慌てないように、喪服を準備しておきましょう。
次に女性の服装です。女性は季節を問わず肌をあまり露出させないように注意してください。
男性の服装は、喪服に黒無地のネクタイ、白のワイシャツを着用します。靴やベルト、ソックスなども黒で統一しましょう。 時計やタイピン、アクセサリーも装飾的なものは避け、出来るだけシンプルを意識してください。
葬儀では正座することもありますので、スカート丈にも注意が必要です。靴やバッグ、ストッキングも黒で出来るだけ光沢のないもの、装飾金具の付いていないものを選ぶようにして下さい。
アクセサリーやネックレスは控えたほうが賢明ですが、着ける場合はパールのものを選んで下さい。この時、二連になっているものは避けましょう。 -
供物、供花について
供物、供花は亡くなった人の霊を慰めるために祭壇のまわりに供える品物やお花です。南陽市では葬儀が閉式し帰られる参列者に対して供花を花束にしてお配りするといったことがよく行われています。生花や花輪(造花)果物や缶詰、地方によってはお酒などもお供えする場合もあります。
又、ご宗旨によっては色の指定やお樒のみで飾る場合、榊を使用したお供え等もございますので供花や供物をお送りする時は 前もってご宗旨等をご確認することをおすすめいたします。
親しい方々は個人のお名前で送ったり、団体で言うと会社名や 広い範囲で親族を表す方法として〇〇家親族一同の様なお名札を付けて出される事もございます。 -
忌中法要
葬儀の閉式を迎え一般参列者が帰られた後は、事前に参列の案内をしていた遺族・近親者の方々によって忌中(きちゅう)法要が執り行われます。
この忌中法要は繰り上げ法要・予習供養とも呼ばれますが、本来葬儀の後「初七日(しょなのか)」「二・七日(ふたなのか)」など亡くなった日から七日ごとに法要を執り行うところを親戚同士も遠方に住むことも多い昨今葬儀当日に繰り上げて営む法要をさします。
忌中とは四十九日のことを言うため、忌中法要とは基本的に四十九日までを繰り上げて行うものです。